脳卒中とお薬について

脳卒中の患者さんの多くは、退院後も薬を飲み続けていただく必要があります。
以下に主な薬についてとその注意点を記載します。

脳梗塞の再発予防薬は大きく分けて2種類あります。

1:抗凝固薬
血液の自ら固まる作用を抑えて心臓や静脈の中に血栓(血のかたまり)ができにくくします。不整脈の一種である「心房細動」が原因となる脳梗塞の予防に使用されます。
2:抗血小板薬
血小板の働きを押さえて血液の流れを良くし、動脈の中で血栓ができにくくします。動脈硬化や血管の狭窄が原因となる脳梗塞の予防に使用されます。

入院後は上記の薬を点滴で実施し、症状が落ち着いてから飲み薬に切り替えます。
これらの薬を服用すると出血が止まりにくくなります。他の医療機関を受診する際にはこれらの薬を飲んでいることを伝えてください。「ぶつけた覚えのないのにあざがたくさんできた」「鼻血が止まらない」「尿に血が混ざった」等の症状が出た方は病院の方にご連絡ください。

脳卒中の危険因子である高血圧、動脈硬化に対し

  • 降圧剤   血圧を下げる薬
  • 高脂血症薬 コレステロールを下げる薬

等が処方される場合もあります。

脳出血の場合、入院直後は出血の増大や再出血を防ぐために血圧の正常化が重要ですので、血圧に応じて降圧剤を使用します。当初は点滴で実施し、症状が落ち着いてから飲み薬に切り替えます。

いずれの薬も、患者さんの症状に合わせて医師が処方するものですので、指示された用法・用量を守るようにしてください。「症状が良くなった、調子が良いから」などといって薬を勝手に止めたり減らしたりしないようにしてください。

脳梗塞の超急性期(発症から4時間半以内)の治療法に「血栓溶解療法」があります。当院でも患者さんの年齢・症状・身体機能・服用中の薬剤などさまざまな条件を考慮して適切に実施しています。

最終更新日:2016年4月14日

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