診療科紹介

当院は二次救急医療機関であり、骨折や靱帯損傷などの外傷を中心に診療を行っております。また、スポーツによって生じた外傷や障害、日々生活する中で生じうる運動器の障害や積み重ねのストレスを主因とした変形性膝関節症や変形性股関節症といった変性疾患の治療にも取り組んでおります。
大和市整形外科開業医の先生方の多くが病診連携しており、年1~3回の合同勉強会で顔を合わせ、皆さまの紹介を円滑に行うべく協力して診療を行っております。そのため、当院受診をお考えの方々には、なるべく病院・クリニックから紹介状を持参してくださいますようにお願いいたします。

スポーツ外来について

2023年6月よりスポーツ外来を開始しました。【完全予約制】14:00~16:00

スポーツが原因のケガや慢性的な痛みなどで悩んでいらっしゃる方は、一度受診をお勧めします。ご希望の方はまず午前外来を受診しご相談ください。

スタッフ紹介

林 陸

職位

科長

卒年

平成11年

専門医資格等

日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本スポーツ協会認定 スポーツドクター
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
医学博士

村田 淳

職位

担当部長

卒年

平成11年

専門医資格等

日本整形外科学会認定 整形外科専門医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

竹内 久恵

職位

医長

卒年

平成19年

専門医資格等

日本整形外科学会認定 整形外科専門医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

北澤 哲史

職位

医長

菊池 雄斗

職位

医長

卒年

平成27年

専門医資格等

日本整形外科学会認定 整形外科専門医

亀田 健介

職位

医員

内藤 雅文

職位

医員

主な対象疾患

  • 整形外科領域における外傷、股関節・膝関節をはじめとする変形性関節症、スポーツ外傷・障害など(特異な小児疾患、麻痺を伴う脊椎疾患や外傷、悪性が疑われる骨軟部腫瘍および転移性骨腫瘍に関しては適切な診療科・病院に診療依頼いたします)。
  • 保存的治療が第一選択となりますが、疾患や患者さんの状態により手術治療を選択いたします。
  • MRI、CT、あるいはRI等の検査を必要とする際
  • 保存的治療の継続を要する場合、あるいは手術治療を要した際にも状態が安定しましたら、改めて紹介していただいた病院や病診連携医にご紹介いたします。

診療内容の概要及び特徴

  • 骨折、脱臼や腱、靱帯断裂等の外傷、股関節・膝の変形性関節症をはじめとする関節疾患を主な治療対象としております。
  • スポーツ外傷としては、関節鏡での前十字靱帯をはじめとする靱帯再建術や半月板縫合・切除術を施行しております。特に前十字靱帯損傷は、近年、スポーツ活動が盛んになるにつれ、中学・高校生から大人まで広い年齢層で受傷する機会が増えたためか、合併する半月板損傷とともに増加傾向にあります。当院では前十字靱帯再建術式として、解剖学的2束再建術を取り入れており、半月板損傷を合併していた場合、膝機能の温存を第一に考え、なるべく半月板機能を温存する縫合術を取り入れております。入院期間は10日間から2週間前後が見込まれます。
  • 変形性股関節症に対してはその進行の状態により人工関節置換術を選択・施行しております。股関節に関しては、患者さんの状態によっては組織侵襲が少ない牽引下での前方アプローチを施行し、術後の早期離床が可能となっており、入院期間が10日間から2週間前後が見込まれます。
  • 変形性膝関節症の治療に関しては、骨切り術によってなるべく元の膝を温存することを念頭におき治療に当たっておりますが、患者さんの状態や進行度によっては人工関節置換術を施行いたします。骨切り術の場合、通常術後1週間程度で歩行訓練を開始しますが、半月板縫合を追加した場合など術後2週間程度免荷期間を設けております。
  • 整形外科疾患は、手術を考える前にまずはお薬や外用薬を使っていただく、あるいは運動療法を中心としたリハビリテーション等の保存的治療が第一選択です。手術が治療に有用であると考えられる場合、患者さんの意思を尊重しながら手術療法を検討いたします。
  • 運動器疾患、外傷に対して保存的治療のみならず、手術を選択した場合においても術後のリハビリテーションが治療の主体となります。当科ではリハビリテーション科との合同カンファランスを週1回開催し、連携しながら患者さんの治療に当たっております。

前十字靱帯再建術

A
B

A 前十字靱帯の解剖学的付着部に作成された骨孔
B 再建された前十字靱帯

高位脛骨骨切り術

A
B

A 変形性膝関節症によりO脚変形している
B 高位脛骨骨切り術によってO脚が矯正された膝

最終更新日:2023年10月4日