緩和ケアとは

がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。これらの問題はがんの療養の経過中、程度の差はあっても多くの患者さんが経験します。「がんの治療のことではないから」と相談できずにひとりで抱え込んでしまったり、「症状だけをなくしても、がんが治るわけではないから」「気持ちの持ちようだから」と症状を和らげることに消極的な人もいます。
”緩和ケア”は”終末期の方が受ける医療”と、とらえる方が多いですが、”緩和ケア”とは、病気の時期に関係なく、病気にともなうさまざまな苦痛や症状をやわらげて、患者さんの生活の質(QOL)を維持するための医療です。

緩和ケアチーム

がん等の患者さんやご家族に対して、全人的な緩和ケアを提供します。

がん等に伴う各種苦痛症状や気持ちのつらさを和らげるお手伝いを目指しています。
当院では、医師、看護師、薬剤師、社会福祉士による多職種が緩和ケアチームとして活動をしております。

医師3名 薬剤師1名 看護師4名 社会福祉士1名

入院診療

主診療科の依頼のもと、診療をしております。緩和ケアチームへの併診をご希望の場合、主治医、病棟看護師へご相談ください(当院は緩和ケア病棟を設置しておりません)。

難治性疼痛に対する神経ブロック等について

当院では行われておりませんが、他施設への紹介等の相談対応を行います。

緩和ケア研修会

「がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催指針について」(平成29年12月1日付け健発1201第2号厚生労働省健康局長通知)に基づき、地域でがん等の診療に携わる医師や医療従事者を対象に緩和ケア研修会を開催しています。

大和市立病院 緩和ケア研修会を開催しました

開催日:2024年11月16日(土)
場所 :大和市立病院 3階講堂

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修了者一覧 PDF(130KB)