感染管理は、患者さんや家族、面会者、医療従事者を医療に関連した感染から守ることを目標としています。
当院は2020年4月1日に感染管理科が設置されました。院内の感染対策のシステム構築や教育、コンサルテーションなどを行い、院内感染対策チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、リンクスタッフと協働して院内の感染対策に取り組んでいます。

構成メンバー

科長(医師)1名
科長補佐(臨床検査技師)1名
感染管理係(看護師)1名(専従)
臨床検査技師1名
薬剤師1名
事務職員1名(専従)

主な活動内容

院内感染防止対策委員会(ICC)

病院長を委員長とし、各部門の責任者が月1回集まり、感染対策に関する審議や院内感染対策チームへの助言、支援・評価を行います。院内感染対策の最高決定機関として位置します。

院内感染対策チーム(ICT)

週1回の抗菌薬ラウンドのほか、定期的に環境ラウンドを行います。院内感染対策マニュアルの評価・修正、感染対策の見直し・提言を行い、現場での感染対策を推進します。

主な活動

  1. 感染症発生動向の監視
  2. 週1回の院内ラウンドによる感染対策実施状況の確認
  3. 感染対策に関する相談
  4. 院内感染対策マニュアルの作成や改訂
  5. 感染対策改善への介入
  6. 感染対策に関する職員教育・啓蒙
  7. 院内感染流行発生時の速やかな調査・対応

抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

抗菌薬適正使用とは、患者さんに対して主治医が抗菌薬を使用する際、最大限の治療効果を導くと同時に、有害事象を出来るだけ最小限にとどめ、いち早く感染症治療が完了できるように医師や薬剤師、臨床検査技師、看護師が支援を行っています。

主な活動

  1. 感染症治療の早期モニタリングおよび介入
  2. 適正な抗菌薬使用の為の微生物検査の指標作成
  3. 抗菌薬適正使用に関する院内研修
  4. 抗菌薬適正使用マニュアルの作成
  5. 採用抗菌薬の見直し・検討

最終更新日:2024年11月25日